ここから本文です。

11月は「児童虐待防止推進月間」です。

掲載日2019年11月8日
オレンジリボンのマーク オレンジリボンのマーク

みなさんこんにちは。
子ども家庭支援センターの臨床心理士です。

暑かった夏が終わり、一気に秋らしい涼しさを感じるようになってきましたね。
食欲の秋、読書の秋など、いろいろな秋がありますが、今年はやっぱり「スポーツの秋」という方が多いのではないかと思います。ラグビーワールドカップが大分でも開催されましたが、みなさんは観戦に行かれましたか?

さて、11月は「児童虐待防止推進月間」です。
市役所本庁舎や支所、街中などで、オレンジリボンのマークをご覧になったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

オレンジリボンには、「児童虐待防止」というメッセージが込められています。
オレンジ色は、こどもたちの明るい未来を表しています。
一人でも多くの方に「児童虐待防止」に関心をもっていただき、こどもたちの笑顔を守るために、一人ひとりに何が出来るのかを呼びかけていく活動が「オレンジリボンキャンペーン」です。

オレンジリボンキャンペーンでは、11月の「児童虐待防止推進月間」を中心に、児童虐待防止普及啓発のための活動を行っています。

児童虐待って何?

児童虐待は大きく分けて4つの種類があります。

(1)身体的虐待

暴力などにより、子どもの身体に傷を負わせ、生命に危険を及ぼすような行為をすることをいいます。

  • なぐる、ける、はげしく揺さぶる、やけどを負わせる、戸外にしめ出す など

(2)性的虐待

性的暴行や、子どもにわいせつな行為をすること、させることをいいます。

  • 性的行為の強要、性器や性的行為を見せる、ポルノグラフィーの被写体にする など

 

(3)ネグレクト(養育放棄)

子どもの心身の発達を損なうほどの不適切な養育や、安全への配慮がされていない行為をすること、また保護者以外の同居人による虐待行為の放置のことをいいます。

  • 食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、病院に連れて行かない など

(4)心理的虐待

子どもに著しい心理的な傷を負わせる行為をすることをいいます。

  • ことばによる脅し、無視、きょうだい間の差別的な扱い、子どもの目の前で家族に暴力をふるう など

子育て中の方へ

「子どもとどう接したらいいのか分からない」「子どもへの愛情はあるのに、手を上げそうになる」「誰にも相談できない」など、子育てに悩みを抱える保護者の方は多くいます。

一人ですべてを抱え込もうとせずに、つらさや不安を周りに伝えることが大切です。
大分市では、虐待に関する相談以外にも、育児に関する電話相談や面接相談に応じています。一人で悩まず、まずはご相談下さい。

周囲の人にできることは?

虐待から子どもを守るためには、地域の皆さんの理解と協力が必要です。
子育てに不安をもつ保護者の方が、安心して暮らせるよう、まずはお互いに声をかけあうことが大切です。

また、虐待は疑いの段階で一歩踏み出さなくては防止できません。
子どものひどい泣き声や、大人の怒鳴り声が聞こえる、不自然な傷やあざがある、夜中にずっと子どもが家の外に出されている、など「虐待を受けているのでは」と思ったら、迷わず連絡してください。
調査の結果、虐待の事実が確認できなかったとしても、通告者の責任が問われることはありません。

子ども家庭支援センターの連絡先

開所日:月~金曜日(祝日、年末年始は除く)

中央子ども家庭支援センター

大分市城崎町2丁目3-4(大分市役所城崎分館2階)
8:30~18:00   TEL 097-537-5688
担当エリア(中学校区)
碩田、上野ヶ丘、王子、大分西、南大分、城南、滝尾、城東、原川、明野

東部子ども家庭支援センター

大分市東鶴崎1丁目2-3(鶴崎市民行政センター1階)
8:30~17:15   TEL 097-527-2140
担当エリア(中学校区)
鶴崎、大東、東陽、大在、坂ノ市、神崎、佐賀関

西部子ども家庭支援センター

大分市大字玉沢743-2(稙田市民行政センター1階)
8:30~17:15   TEL 097-541-1440
担当エリア(中学校区)
戸次、吉野、竹中、判田、稙田、稙田東、稙田西、稙田南、賀来、野津原

*市役所本庁舎や各支所に、子ども家庭支援センターのパンフレットを置いています。

naanaパートナーが、大分市内の施設やサービス、イベント等をママ目線で取材した最新情報をレポートします。
大分市の保健師や栄養士等が、専門家の立場から子育て中のママ・パパへ応援メッセージを送ります。
本は心の栄養になるだけでなく、親子のコミュニケーションを深めてくれます。図書館からおすすめ図書や読み聞かせ情報等をお伝えします。
バックナンバー
このページの先頭へ