2011年9月27日
劇団「希望」という劇団、皆さんご存知ですか?劇団「希望」による地域で支える「認知症」
私は今回初めてお会いしました。
「希望」の劇団員さんは、全員素人さん。
大分県社会福祉研修センターに勤務する
介護技術の講師の皆さんなんです。
介護のプロを育てるプロ中のプロです。
そんな皆さんの演じる
「地域で支える『認知症』」を観劇してきました。
▼会場はこちら、大分市の中島東町内会の敬老祝賀会の会場です
町内会長の江藤さんの始まりのご挨拶。78歳、元気一杯。
▼主人公は、うめさん、半年前にご主人を亡くされて息子夫婦と一緒に暮らしています。
隣人のおじさんが、重たい荷物を持つ「うめさん」に心配して声をかけます。
おじさん:「よーけ、荷物をもっちょんなぁ~」
うめさん:「あんた誰かえ、大事な物がはいっちょんけん、さわらんで!」
▼帰宅したうめさん、お嫁さんが出迎えますが・・、
おじさん:「よーけ、荷物をもっちょんなぁ~」
うめさん:「あんた誰かえ、大事な物がはいっちょんけん、さわらんで!」
▼帰宅したうめさん、お嫁さんが出迎えますが・・、
お嫁さん:「おばーちゃん!古い着物着て!下に洋服も着てるの?」
うめさん:「だって、今日は寒かったし・・」
お嫁さん:「卵3パック!牛乳3パック!箱ティッシュは押入れからあふれるほどありますよ!」
うめさん:「だって、ないと困るし・・」
お嫁さん:「洋服といい、買い物、ご飯だって、さっき食べたと思ったらすぐにお腹空いたって言うし」
「おばあちゃん、どうしたっていうのかしら・・」
▼その頃、うめさんは
うめさん:「だって、今日は寒かったし・・」
お嫁さん:「卵3パック!牛乳3パック!箱ティッシュは押入れからあふれるほどありますよ!」
うめさん:「だって、ないと困るし・・」
お嫁さん:「洋服といい、買い物、ご飯だって、さっき食べたと思ったらすぐにお腹空いたって言うし」
「おばあちゃん、どうしたっていうのかしら・・」
▼その頃、うめさんは
近所のお友達に
うめさん:「最近、嫁がご飯を食べさせてくれないの、財布も取り上げられたし」
お友達:「えー、それは、うめさん大変やなー」
お嫁さん:「そんな、嘘ばかり、どうして言うの?おばーちゃん、家に帰るわよ!」
あぁ・・、お互いちっとも悪くないのに、すれ違ってイライラして。
写真を撮るために目の前で見ていて、迫力に圧倒されます。
劇は続きます。その夜のこと。
▼息子夫婦がおばあちゃんの話しをしていたら、
お嫁さん:「お母さんボケてるんじゃないかしら?もう、私、手に負えない!」
息子:「お母さんがボケてる?俺と話すときは普通だけど?」
うめさん:「おじーーさーーん、おじーーさーーん」(半年前に死去)
息子:「母さん、じいちゃんの墓参り昨日行ったばっかりでしょう」
うめさん:「そんな冗談、言うもんじゃないよ!」
* * * * * * * *
そこで、うめさんの息子夫婦は、社会福祉センターの
ケアマネージャーさんに相談して、病院に行き、
うめさんは「認知症」の診断を受けました。
その後、ディケアサービスを受け、ケアマネージャーさんのアドバイスや
地域の方にも助けてもらいながら、うめさんの認知症の症状と
上手に付き合っての生活を始めました。
* * * * * * * *
観劇に感激して、思わず、劇団「希望」の代表
山崎 佳子さんにお話しを伺いました。
▼劇団「希望」の劇団員の皆さんです、山崎さんはお嫁さん役の女性です。
「おばあちゃんがおかしいの」って言える世の中になって欲しいです。
社会福祉センターのケアマネージャーでも
地域の民生委員さんでもいいです、声を発してください。
人間は一人で生きていけません、
悩みを一人で抱えるものでもありません。
「老いの姿」は明日のわが身です。
難しい講義をするよりも、「劇」という形で表現することで
皆さんにわかっていただけるかなと
平成17年11月から始めて、今日が77回目の公演になりました。
現在、8名で活動しています。
「認知症」という病気を理解して上手に付き合ってください。
* * * * * * * *
お話を聞いて、プレイバックシアターと趣旨がとても似ているなぁと感じました。
「劇」を見るって、少し非現実的なこと。
日常の様子を切り取って見ても、ちょっと他人事に感じている自分がいます。
劇を見ながら、泣いたり笑ったり感情は素直に表現できるのに、
冷静に判断しなくちゃいけない部分は、ものすごーく冷静になれちゃう。
自分のプレイバックシアターを見て、大号泣した私が言うので間違いありません。
劇を見た後のすっきり感は、皆さんに体験して欲しいと思っています。
次回の『プレイバックシアター』巡回ワークショップは
10月1日(土)稙田公民館和室で、14時半からの開催です。
プレイバックシアターの日程は
⇒ /news/detail.php?id=205&kind=all
劇団「希望」の皆さん、お名前通り
「認知症」患者さんの、患者を支える家族の「希望」でいてください。
今日はステキな劇をありがとうございました。
劇団「希望」の皆さんがご活躍されている場は
大分県社会福祉介護研修センターです。
そして、中島東自治会の皆さん、敬老祝賀会に参加させていただいてありがとうございました。
皆さまの、益々のご健勝、ご活躍を心からお祈りいたします。
以上、大分のらいむのレポートでした。(*^_^*)
社会福祉センターのケアマネージャーでも
地域の民生委員さんでもいいです、声を発してください。
人間は一人で生きていけません、
悩みを一人で抱えるものでもありません。
「老いの姿」は明日のわが身です。
難しい講義をするよりも、「劇」という形で表現することで
皆さんにわかっていただけるかなと
平成17年11月から始めて、今日が77回目の公演になりました。
現在、8名で活動しています。
「認知症」という病気を理解して上手に付き合ってください。
* * * * * * * *
お話を聞いて、プレイバックシアターと趣旨がとても似ているなぁと感じました。
「劇」を見るって、少し非現実的なこと。
日常の様子を切り取って見ても、ちょっと他人事に感じている自分がいます。
劇を見ながら、泣いたり笑ったり感情は素直に表現できるのに、
冷静に判断しなくちゃいけない部分は、ものすごーく冷静になれちゃう。
自分のプレイバックシアターを見て、大号泣した私が言うので間違いありません。
劇を見た後のすっきり感は、皆さんに体験して欲しいと思っています。
次回の『プレイバックシアター』巡回ワークショップは
10月1日(土)稙田公民館和室で、14時半からの開催です。
プレイバックシアターの日程は
⇒ /news/detail.php?id=205&kind=all
劇団「希望」の皆さん、お名前通り
「認知症」患者さんの、患者を支える家族の「希望」でいてください。
今日はステキな劇をありがとうございました。
劇団「希望」の皆さんがご活躍されている場は
大分県社会福祉介護研修センターです。
そして、中島東自治会の皆さん、敬老祝賀会に参加させていただいてありがとうございました。
皆さまの、益々のご健勝、ご活躍を心からお祈りいたします。
以上、大分のらいむのレポートでした。(*^_^*)