平成24年2月12日、日差しがあたたかった日曜日の朝10時から、
田ノ浦ビーチ前の別大国道山側にある田ノ浦集荷所で、
先日「行ってきました」コーナーでお伝えした
田ノ浦ビワの体験農業についての説明会があったので追跡取材してきました!!
この日集まったのは、15組のご家族。
小さなお子様連れファミリーの姿も見られました♪
最初に今日の日程について簡単な説明を聞いた後、
3台の車に分乗して、貸し出し用ビワの樹の中から
自分の気に入ったビワの樹を選びに出かけました。
最初に訪れたのは、今回のビワ園の中で最も高いところにある園地でした。
さっそくみんなは樹を見てまわり、
実の付き方や作業のしやすさ、金額等を総合して考えて
自分のお気に入りの樹を担当者に申し出ます。
(上の写真は撮影当日のびわの実の赤ちゃんです♪)
同じ樹に何家族も申し出があった場合は、じゃんけんで決めます。
この日、一番人気だった樹には、5家族が申し込みました。
4人の大人に1人の子どもの、計5人でじゃんけんです。
結局、最後までしんけんに樹を見てまわっていた
びわが大好きな小学生の男の子が勝利を手にしました!!粘り勝ちだね!
続いて「田中」という品種のビワの樹がある次の園地へ向かいました。
こちらでは、高崎山が正面に見えて、作業するのに気持ちがよさそうです。
この「田中」という品種は田ノ浦にあるビワの中では最も大きく、甘くてジューシー♪
そのうえ、数がとれないことから市場に出回ることが少ないと聞き、
私が最も食べてみたいなぁと思っている品種のビワでもあります。
ここでも、希望者が多い樹はじゃんけんで決めます。
じつは今年は極端に寒い日が2~3度あり、
びわの実に深刻な影響を与えているかもしれないとの説明がありました。
びわの実は、マイナス3度より気温が下がるとやられてしまうそうで、
しかも、見た目では実が大丈夫なのかダメなのか判断がつかないそうなのです。
結果がわかるのはもう少し暖かくなってから。
「それじゃぁ、びわの実栽培の体験農業をしても、びわが食べられないの??」
と心配になりますよね。
でも味もピカイチの『田ノ浦びわ』は期待を裏切りません!
万が一、びわが寒にやられていて収穫できなかった時は、
びわの樹の体験料金を支払った分は、プロの方が作ったびわを贈ってくださいます。
しかも、今回参加者の皆さんがご負担いただく体験料金のほとんどは、
袋かけ用の袋代等の実費のみとなっているので、
主催者の方はほぼボランティアでされているとのことですからありがたい話です。
最後に最も国道に近い園地で樹を選んで、今日の説明会は終了です。
3ヵ所のびわ園地を見て回るうちに、参加者の皆さんはすっかり打ち解けて楽しそう。
次回3月に行われる『袋かけ説明会』でまた会いましょうね!
地元のびわ農家の皆さん、詳しく優しく教えてくださり、本当にありがとうございました。
(レポート担当:大分市ナスでした♪)
皆さんは「地域コミュニティー応援事業(略して「地域コミュ」」って聞いたことありますか?
事務局のナスです。
「地域コミュ」は現在、大分市内8校区で開催されていて、
地域で子育て世帯が気軽に集まり主に未就学児の親子に楽しく活動してもらいたいと
最大週4回~月1回程度、校区公民館等で地域の方が主体的に取り組まれている活動です。
この日は、豊府校区で活動されている「めだか学級」さんのところへ
「地域コミュ」を主催したいというある校区の代表の方々とともにお邪魔しました。
「めだか学級」さんは、羽屋郵便局2階にある専用の「めだかルーム」で
週4回、楽しく活動されています。登録者数は親子130名を超え市内最大級!
この日は、体を動かす活動や紙芝居などのプログラムが行われていました。
特に紙芝居の時は、子どもたちはお話に夢中で、最後まで集中して楽しんでいました。
「地域コミュ」活動には、ボランティアの方々の力が欠かせません。
この日は、最高齢88歳の方もボランティアとして参加されていました。
皆さんとおそろいのピンクのエプロンをつけて「アンパンマン体操」を踊られる姿は
とっても若若しく「子どもたちにパワーをもらってるよの」と笑顔で話される姿に
「素敵だな♪」と改めて感動を覚えました。
毎日寒い日が続きますが、皆様お元気ですか?
事務局のナスです(^o^)
最近、大分市では 『高崎山自然動物園』 にいる
1歳の子ザル "ピーちゃん" がかなり注目を集めているをご存知ですか?
"ピーちゃん"には、背中にある一文字の白い線や両手が白いという
かなり目立つ特徴がある、現在1歳半のB群にいるメスの子ザルです。
"ピーちゃん"のママは年子で子どもを産んで下の子の子育てに追われているため、
"ピーちゃん"は小さいうちからママと離れて一人ぼっちでいることが多いらしく、
小麦のエサやり後もいつも一人で最後までエサを探し続けているのだそうです。
「もしかして、"ピーちゃん"って育児放棄されているの?」
と心配になり、先日、"ピーちゃん"に会いに高崎山に行ってきました。
午後1時頃、高崎山のサル寄場につくと、
まず最初に"ピーちゃん"のおばあちゃん"トヨムスメ"さんが出迎えてくれました。
"ピーちゃん"の背中や両手が白いのは
「白化」と呼ばれる「色素が抜けてその部分が白くなる現象」で、
おばあちゃんの"トヨムスメ"さんから遺伝したものだそうです。
("トヨムスメ"さんの左手指先が白いのがわかりますか?)
手の白化はサル社会では結構見られることだそうですが、
"ピーちゃん"のように背中に白化が現れるのはめずらしく、
高崎山が昭和28年に開園して以来"初"と言われています。
しばらくするとエサの時間になり、"ピーちゃん"本人に会うことができました。
背中にある一文字の白い線のお陰で、すぐに探し出すことができました。
この日も"ピーちゃん"は一人で必死にエサの小麦を拾っていました。
"ピーちゃん"のそばに、やっぱり母ザルはいません。
おサルさんの1歳は、人間にすると3歳程度ということなので、
"ピーちゃん"は1歳半だから、人間でいうと4歳~5歳くらい。
まだまだママが恋しくてたまりません。
他の同じ年の子ザルたちは、ママに寄り添って時に甘えています。
おサルさんの妊娠期間は約5ヵ月で、恋愛期は11月から3月頃、
そして5月から8月が出産期なのだそうです。
子ザルの授乳期間はだいたい10ヵ月から1歳位までというのが多く、
おサルさんによっては3歳位までママのおっぱいを加えてる子もいるとのことから
ママに甘えられない"ピーちゃん"は、やっぱりちょっとさみしそうに見えます。
(2足歩行する"ピーちゃん"。後姿は人間の子どもと同じに見えます)
「"ピーちゃん"はどうして育児放棄されちゃったの?みんなと違うからなの?」
私は高崎山の担当者に以前から抱いていた疑問をストレートに聞いてみたところ、
「育児放棄?いえいえ、そんなこと、ぜ~んぜんありませんよ。
そもそも、サル社会には、育児放棄や虐待なんてないんです。
"ピーちゃん"も一人ぼっちでいることは多いけど、
危険がせまった時は母ザルやおばあちゃんザルが命がけで守ってくれますよ。
それに、いつもは下の子の世話で手一杯の母ザルも、
おばあちゃんサルと交代で"ピーちゃん"の毛づくろいもしていますよ。」
と話してくれました。それを聞いて一安心した私。
よかった~。"ピーちゃん"一人ぼっちじゃないんだ!!!
この日、"ピーちゃん"は、友達と一緒にお気に入りの「石ころ遊び」をしていました。
"ピーちゃん"は女の子なので、生涯、今いるB群で生活するそうです。
一方、男の子だと大きくなると必ず群れを出て(近親相姦を避けるため)、
他の群れや遠ければ福岡や宮崎に行って求愛するそうです。
(ちなみにサル社会では父ザルが誰か分からないそうです)
おサルさんの初産は5歳~6歳とのことなので、
もしかしたら近い将来、"ピーちゃん"の子どもや孫まで
見ることができるかもしれませんね。今から楽しみです♪
高崎山では、通常、子ザルには名前はつけません。
それは、4歳までの子ザルの死亡率が高いからというのが理由だそうです。
そこで、いつもは初めて出産した時(5歳~6歳)に名前をつけるそうです。
けれども、ひとりで行動することが多い"ピーちゃん"を心配して
1ヵ月おきに山口県から高崎山を訪れる親子の熱意に心打たれて、
今回特別に子ザルに名前をつけることが認められ、
母ザルの名前"モモカ"にちなんで、"ピーちゃん"と名付けられたそうです。
名付け親の子どもさんは"ピーちゃん"の観察日記も熱心につけているそうで、
高崎山の職員も関心するほどのできばえなんだそうです。素晴らしい!!!
私も次から子連れで高崎山に来る時は、単に「かわいい~」と見るのではなく、
おサルさんをじっくり親子で観察して、記録していけたらいいなと思いました。
これからも"ピーちゃん"が元気に成長していく様を見守っていきたいと思います♪♪
話は少し変わりますが...
みなさんは「高崎山にもおサルさんの保育園がある」こと、ご存知でしたか?
"ピーちゃん"の後ろにすべり台やジャングルジムが見えるのがそうなんです。
主に1歳くらいの子ザルが来て、友達同士で楽しく遊んだり、すべり台をすべったり、
少し大きいおサルさんが小さい子を抱っこしてくれたりしています。
さらに、この「保育園」では母ザルが送迎もしているそうです。人間とおんなじですね。
そして最後に会えたのが、こちらのおサル"サヤカ"さん。
"サヤカさん"は、生まれた時から両手が不自由ですが、2児の母となり、
立派に子育てに取り組んでいるそうです。
抱っこの時に赤ちゃんを両手で支えてあげることができない"サヤカ"は、
高崎山の急斜面を下るときは子を守るために後ろ向きにおりたり、
木に登ってエサを取ってあげることができないときは、木の下に立って
他のサルたちの食べ残しが落ちてくるのを待って子ザルに与えていたそうです。
「母は強し!」"サヤカ"さん、素敵です!!!
そんな"サヤカ"さんも先日求愛されていたそうなので、
もしかしたら今年の春から夏にかけて、かわいい赤ちゃんを抱っこしている姿を
見ることができるかもしれません。こちらも今から楽しみです♪♪
今回お話を伺った、高崎山自然動物園の江川さん♪
笑顔がとっても素敵な彼女も現在子育て真っ最中のママさん♪♪
おサルさんにとても詳しく、エサ場でも交代で楽しい話をたくさんしてくれるので
高崎山を訪れた際は、江川さんの解説もどうぞお楽しみに!!
高崎山自然動物園のHPはこちら