大分県立図書館に行ってきました
皆さんは、図書館に行って何をしますか?
「本を読む、本を借りる」それ以外の楽しみ方をご存知ですか?
今日は、県立図書館に行って、当たり前にできること、
それ以外に「えっ?こんなこともできちゃうの?」というような
知ってるようで、意外と知らない図書館の施設やサービスを
大分市に住む2児のママ目線で探検してきました。
1階のエントランスから階段を登りきったところに
館内貸し出し用のベビーカーが設置されています。
簡易タイプではありませんので、赤ちゃんが寝てしまっても大丈夫。
ママはゆっくり本を探せそうです。
私が県立図書館に子どもと一緒に行くときは、
まず2階に上がってゲートを入ってすぐ右手にある
「子ども室」に直行です。
日当たりもよく、床がふわふわのクッションになっていて
親子で靴を脱いで、ゆっくり本を開くことができます。
たくさんの本棚の一角に
「あかちゃん文庫」という名前のついた棚がありました。
こちらは、2012年2月29日に新設されたばかりの書棚なんですよ。
絵本がピカピカで、種類もたくさん。
「ママと赤ちゃんが絵本を通して、触れ合う時間を作る。
小さい頃から『そばに本がある』ことを楽しんでほしいんです」
今日、図書館を案内してくださった、
大分県立図書館の福永さんから説明していただきました。
子ども室の机や椅子は、高さもサイズもコンパクト。
書棚も低めに作られていて、小さい姉弟が手をつないで歩いていると
目の前に大好きな乗り物の絵本コーナーを発見♪
子ども室の特徴は、大きなフロアと違って
木製の壁や低めの天井で落ち着ける空間になっています。
実は、木製の壁の裏には読み聞かせ用の「おはなしのへや」や
オムツかえコーナーもあるトイレがあるんですよ。
洋式トイレには、子ども用の便座もついていました。
「とっておきの部屋もあるんですよ」と案内されて入ったのは
「子どもの本資料室」です。
こちらは、学校司書の先生や読み聞かせをする人、
子どもたちにおすすめの本を探す人のための資料室です。
館内専用の絵本もありますので、
読み聞かせの本を選ぶときに、絵本が貸し出し中!でも大丈夫。
大きな絵本や、紙芝居、紙芝居用の木製の枠などもありました。
触れて読む点字つき絵本の「はらぺこあおむし」には大感激です。
あおむしや土、太陽、果物、1つ1つ素材の違う布で作られていて
赤ちゃん用にもある布絵本同様「手で読む楽しさ」も
本を読むということと同じなんだと気付きました。
こちらは、子育てに関する本を一手にまとめた場所で
図書館の蔵書・雑誌・子育てに関するパンフレットなどが
所狭しと並んでいます。
例えば「名づけの本」は、本来なら「哲学」のコーナーにある本だそうです。
人気の「折り紙」などは、本来なら「芸術」の分類。
でも、この「子育て情報コーナー」には、
「子育て」に関連する本が一堂に集められています。
コンパクトなコーナーですが、本の冊数は9,500冊ほど。
子連れでも、ささっと立ち寄って興味が持てる本を
見つけることができて助かります。
授乳のタイミングで図書館に来ることもありますよね。
広々とした鍵付きの授乳室も、2階エレベーターホール横に完備しています。
「子ども室」を出てすぐの「貸出」コーナーの職員に声をかけたら
1階のエントランスから、研修室に行く途中に
ロッカー室と併用されて、自動販売機やテーブル・椅子が準備されています。
2階のエレベーターホール横のレストランも
お子様ランチや軽食もあり、ゆっくり食事をすることもできます。
午前中、のんびり図書館で絵本を読んで食事をして帰ってお昼寝。
雨の日でも十分楽しめるお散歩コースですね。
2階には「視聴覚ホール」というイベント用のホールもありますが、
こちらは、アニメの上映会や音楽会、人形劇なども開催されています。
毎年、4月23日~5月12日は「こどもの読書週間」で
大分県立図書館でも、期間中(今年は5月13日(日)まで)
休館日を除いて、毎日無料のイベントを開催しています。
大分県立図書館の新しい取り組みについて、
2つほど、図書館の福永さんから教えていただきました。
1)「あかちゃんのためのおはなし会」(0・1・2歳児対象)は
事前申し込みによる登録制になりました。
今までは当日受付でしたが、平成24年度は、事前申し込みによる登録制になりました。
月に1回・3ヵ月続けての参加で、読み聞かせやわらべうたなどを楽しみます。
3回続くと参加者さんと顔見知りになれるのも嬉しいですね。
◆申込受付期間:平成24年4月10日~5月2日
※先着順ですが、月齢ごとに受け付けしますので、詳しくはお問い合わせください。
2)県立図書館の休館日がかわります
毎週月曜日がお休みでしたが、平成24年度からは第2・第4月曜日は
開館することになりました。(祝日のときは翌日が休館)
そのほか、図書館の便利なサービスについても聞いてきました。
≪本の宅配貸出サービス≫
子育て中のママや子どもたち、妊娠中のママも利用できる
絵本や育児書がセットになった、本の宅配サービス。
送料だけで、毎回5冊セットになった本が自宅に届きます。
大分県立図書館のサイトに、詳細ページがありますので参考にしてください。
●大分県立図書館ホームページ「本の宅配貸出サービス」
≪推薦図書リスト≫
年齢別に子どもたちに読みやすい、読んで欲しい本のおすすめを
1冊の冊子にまとめたものです。
個人配布は残念ながら終了してしまいましたが、サイトで
年齢や学年別のおすすめ図書が100タイトル紹介されています。
●大分県立図書館ホームページ「推薦図書リスト」
今、どんな本が人気があるんだろう?って思ったことはありませんか?
サイトで、ランキングをみることができるんですよ。
●大分県立図書館ホームページ「貸出/予約ベスト」
子どもが少し大きくなって、日々の忙しさから
図書館から足が遠のいていましたが、
今日の取材での発見から、また新しい図書館の魅力に気が付きました。
まずは、子ども室で見つけた「大活字本」で
懐かしい小説を子どもと一緒に読んでみることに挑戦してみようと思います。
図書館内で、わからないことは遠慮なく
職員さんに声をかけてくださいね。
取材中も「あれ、どこにあるかな?」の質問にテキパキと
お答えしてくださった、頼もしい職員の方ばかりです。
大分県立図書館の福永さん、丁寧な案内ありがとうございました。
県図書のマスコットキャラクター「ペンちゃん」名前覚えましたよ。
取材に同行してくださった、大分市子育て支援課のナスさん
写真撮影ありがとうございました。
以上、大分のらいむがレポートさせていただきました。