子育て耳よりブログ

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naanaをご覧の皆さん、こんにちは。

大分市保健所の保健師です。

6月に入り、日差しも徐々に強くなってきました。

本格的な夏の訪れもすぐそこですね。

 

 

今月は、6月4日から6月10日が「歯の衛生週間」ですので、

赤ちゃんのお口のケアについて、お伝えしたいと思います。

 

ところで皆さん、「8020運動」をご存知ですか?

8020運動」とは...80歳になっても20本以上自分の歯を保とう、

という運動のことです。

20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができる、

言われています。

 

生涯を通して自分の歯で食べ、健やかな生活を送るためには、

子どもの頃からのむし歯予防・歯周病予防がとても大切です。

この機会にぜひ、赤ちゃんの頃からお口のケアに取り組み、

実践してみてください!

 

 

 

赤ちゃんのお口のケア  

~よい歯を育てるために~

 

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① むし歯菌の感染を防ぎましょう

・むし歯菌は歯の生え始めから3歳のお誕生日くらいまでに

  感染します。

  離乳食を口移しで与えたり、おはしやスプーンなどの

  共有は避けましょう。

 

② むし歯菌を増やさないようにしましょう

・甘いもの、とくに砂糖や果糖はむし歯菌の栄養源となり、

  むし歯菌が増える原因です。

  3歳くらいまでは極力ひかえましょう。

 (特に、ジュース・果汁・イオン飲料・乳酸飲料などの飲み物)

 

③ 歯みがきでむし歯菌を落としましょう

・むし歯菌は歯の表面に住み着きます。

 上の歯が生えてきたら歯ブラシを使っての歯みがきを始めましょう。

・いきなりの歯ブラシはいやがることも多いので、

 まずはガーゼなどで慣らしから始めましょう。

・あおむけに寝かせ、両手をうまく使いましょう。

・広がった歯ブラシは取り替えましょう。

※歯のブラッシングの方法を知りたい方は、

保健所の「歯の健康診査(予約制)」をご利用ください。

                                

④ 母乳について

・卒乳が遅れると、むし歯になるリスクがとても高くなります。

  歯のためには奥歯が生えてきたら卒乳する準備をしましょう。

・母乳を続ける場合は歯みがきをていねいにしたり、

 甘いものの摂取を特に気を付けるなどの工夫が必要です。

 

⑤ フッ化物について

・フッ化物には、歯を強くしたり、むし歯菌の活動を弱めたり、

  再石灰化を促進する作用があります。

・4歳くらいまでの子どもさんの場合は、歯科医院や保健所で

  行っているフッ化物塗布という方法が一般的です。

・上の歯が4本しっかり生えてきたら塗りはじめにちょうどいい時期です。

  3~6か月おきに塗るとよいです。

 

 

皆さんもお子さんも「8020」を目指し、

歯の健康に関する正しい知識と歯科疾患の予防に関する

適切な生活習慣を身につけましょう。

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