遊びを通して元気になるお手伝い ~プレイセラピーって知っていますか?~
みなさま、こんにちは!
運動会もおわり、日を追うごとに肌寒くなってきましたが、
風邪などひいていませんか?
今回は、臨床心理士3回目の投稿です。
6月、8月と臨床心理士や子ども家庭支援センターの紹介をしてきましたので、
今回は少し踏み込んで、実際に毎日どんな仕事をしているのか、
日々の相談の様子をお伝えしたいなと思います。
子ども家庭支援センターには、学校に行けないとか、
お友だちとすぐに喧嘩になってしまうとか、元気がでないといった
いろいろな困りをかかえた子どもたちが、相談に来てくれています。
そんな子どもたちに元気になってもらいたい、ほっと安心してもらいたいと願いながら、
私たちは毎日子どもたちと会っています。
では、子どもたちと会ってどんなことをしているのか?
どんなふうに元気になるお手伝いをしているのか・・・?
その1つの方法として、プレイセラピーというのがあります。
プレイ=遊び、セラピー=治療のことで、遊戯療法とも言われています。
そう、『遊び』を通して、子どもたちの心の成長をお手伝いしているのです!
大人は、ことばで自分の気持ちを表現することができるけど、
子どもはことばだけで表現するのは難しい。
でも・・・
「子どもの遊びの中には豊かな自己表現が含まれている」と言われています。
相談室での子どもの遊びをよくよく観察していると、
日ごろその子が困っていることなどが表現されていることに気づかされます。
例えば・・・
排泄がうまくいかない子は人形などを使ってトイレのテーマの遊びをするとか、
交通事故を目撃してしまった子が車をぶつける遊びを繰り返すとか・・・。
遊戯療法室と言われるお部屋でくりひろげられる遊びを大切に見守ったり、
適切に援助したりすることで、子どもたちは少しずつ元気を取り戻し、
日常生活でがんばるエネルギーを蓄えたり、傷ついた心を癒していきます。
(写真:遊戯療法室)
遊びのもつ力、子どものもつ力は本当に無限です。
子どもたちがにっこりと微笑んでくれたとき、
私たちもあたたかい気持ちとパワーをもらっています。
子ども家庭支援センターでは一緒に遊べるおもちゃと、
私たち臨床心理士が待っています♪
困ったな、どうしようと思った時は気軽に声をかけてくださいね!!
ではまた、次回お会いしましょう。