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『行ってきました』ブログは、naanaの企画・運営に参加する

ボランティアスタッフ『naanaパートナー』が

子育てファミリーに優しい市内の施設やサービス、イベント等を

ママ目線で取材してレポートするコーナーです。

 
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気持ちのいい秋風が感じられるようになった今日この頃。
外遊びやお散歩にちょうどいい季節となりました。

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そんなさわやかな日に、今回息子と一緒に取材に伺った先は

"保育ママ"と呼ばれる山村さんのお宅の「青空保育室」。
乙津川にほど近い、静かな住宅街にたつ一軒家です。

 

これまでにテレビなどで耳にしたことはあった"保育ママ"ですが、

その実態についてはよくわかっていない私。
お宅の一室で子守をしてくださる?
一時的に預かっていただける?
託児みたいなかんじ?
...といった漠然としたイメージを抱きつつ、さっそく中へ。

 

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元気にお出迎えしてくれたのは、こちらに通う2人(1歳11カ月・1歳7カ月)のお子さんたち。
あいにく、今日は家庭の事情で1人お休みでした。

数カ月違いの2人ですが、まるで姉弟のよう。
同じく1歳の息子は、ちょっとびっくりしておろおろしていました。

 

P9260266.JPG  P9260268.JPG 

 

玄関をあがったすぐ先のお部屋が、「青空保育室」です。
お部屋の中は、山村さん手作りのおもちゃや掲示物でかわいい雰囲気。
お子さんたちのお着替えやタオルなども、それぞれにかごを用意して

きれいに整とんされています。

 

入り口の正面には大きな窓があって、部屋全体がとても明るい空間となっていました。
大人数の教室とはちがった、ゆったりとした時間が流れているような印象を受けました。

 

この日伺った時間は、午前10時。
保育室のスケジュールでは、午前の遊びの時間でした。
近くに公園があり、涼しい時間にはそちらへ遊びに行くこともあるそうです。

 

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今日は、私たちのために、お部屋の中で歓迎の歌を歌ってくれました。
山村さんと一緒に、身振りをつけて上手に歌う子どもたち。
いつもこうして楽しい時間を過ごしているんだろうなぁ、

と普段の保育の様子を想像していました。

 

しばらくしてもなかなか馴染めない息子に、優しく声をかけてくださる山村さん。
その手からは、次々と子どもを楽しませるアイテムが。
ご自身の豊富な経験と、子どもが好きだという人柄が伝わってきます。
おかげで、息子も少しずつうろうろと動けるようになりました。

 

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「毎日お弁当を持ってきて食べるんですよ」

と特別に2人のお弁当を見せていただきました。
小さなかわいいお弁当箱の中に、これまた小さなおにぎりが。

 

こちらでは、手づかみ食べを月齢によってさせているそうで、

ご飯やおかずなどは、子どもたちが握りやすい大きさにしてから食べさせているとのこと。


「食べることは、生きること」と話される山村さん。
ご家庭とも協力し合いながら、子どもたちの食べる意欲を大切にされていました。

 

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山村さんには、こちらを開所して実際に保育していく中で、

うれしく思っていることがあるそうです。
それは、子どもたち3人がほとんどお休みすることなく通所してくれること。

以前は体調を崩しやすくお休みがちだった子どもも、
それぞれのリズムにあった生活を行う内に元気に通所してくれるようになり、
保護者の方にも安心してもらえることに喜びを感じていらっしゃいました。

 

保育ママ 05.jpg

そんな山村さんがこの保育ママをはじめたのは、今年の6月。
知り合いのお子さんが、待機児童となって困っていることをお聞きしたことがきっかけだったそうです。
実際に大分市では、特に1~2歳の小さい子どもたちが保育所に入れないという現状があります。
女性の社会進出が著しい現代の社会において、早期の仕事復帰ということが避けられないのでしょう。

 

このような実情を知り、保育士としての経験がある自分に何か役にたつことはないか、

地域の子育て世代を応援したい、という考えが芽生えたそうです。


そしてその山村さんの強い思いを現実的なものに結び付けたのが、

大分市の家庭的保育事業、通称"保育ママ"という画期的な取り組みでした。
昨年から、規定の時間数の研修を受け、様々な審査を通過し、ようやく開所となったのです。

 

このような家庭的保育室と呼ばれるお宅は、大分市内には全部で6カ所あります。
実際に保育ママとなっている方は、ご自分の子育てを終えた女性が多いそうです。
定員が3人ということもあって、待機児童の解消とまでいく数字ではありませんが、

今後も増やしていく流れになっています。

 

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普段、山村さんは、ご主人と補助者の方との3人で子どもたちを保育しています。

子どもの数が少ないので、毎日の小さな成長にも気づくことができるそうです。
山村さんたちのことは、パパ・ママと呼んだり、じいじ・ばあばとなったりも。

子どもたちにとって山村さんたちは、家族に近い身近な存在となっているようです。


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今回は短い時間の取材となりましたが、ゆったりとした時間の中で

すくすく成長していく子どもたちの未来が思い描かれました。
保護者や地域の方々と協力しながら、少人数だからこそできるきめ細やかな保育を
積極的に取り組まれている、そんな印象の青空保育室でした。

 

ところで、青空保育室のような家庭的保育室にはどうすれば入所できるのでしょう。
実は、入所にあたっての申し込みの手続きは通常の保育所の手続きと同様に、

「保育所入所申込書」の提出が必要となります。


つまり、一時的に預かってほしい、急用のために子守をしてほしい、

といった声にはお答えすることができないのです。

大分市が管轄するひとつの保育所として、一人ひとりの子どもに合わせた保育計画に基づき、

その子の成長に寄り添った保育が確実に行われています。
子守・託児といったものとは、位置づけが異なっているのですね。

他にも、大分市内には、保育ママが5名いらっしゃるそうです。
その内、1名は10月に保育ママになったばかりだそうですよ。
詳しくはnaanaの保育ママのページに紹介されているので、
ご覧くださいね。

保育ママについて
/know/nurserykindergarten/childcare.php


取材を終え私たちが帰るときにも、みなさんで玄関までお見送りしてくださいました。

 元気にばいばいと手を振ってくれる子どもたち。

これからお昼ご飯の時間がやってきます。

あのかわいいお弁当を広げ、おいしそうに食べる子どもたちの姿と、

それを微笑ましく見守る山村さんたちのまなざし。

別れ際にふと、そんな光景が浮かびました。

 

少人数ならではのきめ細やかな保育が行われている"保育ママ"、

山村さんの青空保育室へ行ってきました。 

 

今回の取材にご協力いただきました山村さんご夫婦、補助者の山本さん、子どもたち、

大分市子育て支援課の五嶋さん、深堀さん、

naanaパートナーの亀井さん、

本日はありがとうございました。

 

以上、naanaパートナーのいよんがお伝えしました。


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これからもnaanaパートナーがママ目線でレポートしていきます。

皆様、お楽しみに!!