科学体験スペースO-Laboに行ってきました!
『行ってきました』ブログは、naanaの企画・運営に参加する
ボランティアスタッフ『naanaパートナー』が
子育てファミリーに優しい市内の施設やサービス、イベント等を
ママ目線で取材してレポートするコーナーです。
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すっかり寒くなり、コートが手放せなくなってきた11月某日、
大分市の中央町にある少年少女科学体験スペースO-Laboにいってきました!
大きな看板が目を引く、ガラス張りの開放的な施設です。
ご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか?
O-Laboとは大分まちなか倶楽部が大分県教育庁からの委託で行っている事業なんです。
様々な実験や工作を通して、科学や最新の技術に
気軽に触れられる講座を開催しており、
親子で一緒に参加できて、なんと参加費が無料!!
なんとも子育て中の家庭に優しい事業ですよね。
今回は「ペットボトル戦車作り」に息子と一緒に参加してきました。
初めての講座に気合が入りすぎ、30分も前に到着してしまいました。
が、スタッフの皆さんが扉を開けてくれて、明るい声で挨拶をしてくれたので
こちらの緊張もほぐれ息子もちゃんと挨拶することができました。(ふ~)
席に案内された私の目に飛び込んでくる壁に飾られている
微生物(!?)の美しすぎる拡大写真やHONDAアシモのダンボールアート、
紙コップで作られた万華鏡etc・・。
科学にさほど興味のなかった私でもついじっくりと見入るほど
いろいろな視点からの「科学」が紹介されていました。
教室にいるだけで面白かったです。
このアシモも、O-laboの講座で作ったんだとか。
教室の中には、科学に関する本がたくさん置かれていました。
参加するお子さんの中には、周期表を全て覚えているお子さんもいる
なんてお話を聞いて驚きました!!
講座が始まるまで息子と二人で座っていると、
あれ?一人で来ている子がいる??
実は小学3年生以上は一人での参加もできるんです。
そのため、通いなれた子は一人で来ることもあるんだとか。
スタッフの方からも名前で呼ばれて、親しげに談笑している雰囲気は
本当に和やかでした。
さて、講座開始の時間となり、いよいよ戦車づくり!
講師は元高校教師の芹川 治邦さん。
もともとこの戦車は芹川さんが子どものころに作っていたもの。
当時は洋裁が盛んで、身の周りにミシン糸の芯が転がっていたそう。
それを使ってつくれるおもちゃとして、
年上の子どもから年下の子どもへと代々伝わっていったものだそうです。
捨てればごみになるものから遊び道具を作る精神は
今からも引き継いでいきたいですよね。
今はミシン糸の芯が手に入らないので、ペットボトルで代用。
今回は蓋付の350mlペットボトルを使用しました。
まずコテを使ってペットボトルのふたと底に穴を開けます。
やけどの恐れもある作業でしたが、怪我も勉強のうちと本人にさせました。
さすが男の子、それなりにさまになっていて無事、上手に穴もあけました。
スタッフ方が怪我をさせないように注意深く見回ってくれていましたし、
お手伝いや確認もしてくれていました。
次に3本の輪ゴムを2連つなげ、穴の開いたペットボトルに通します。
ペットボトルの底でとまるように底側のゴムの端には割り箸をつけて、
さ~ゴムを通して!というと子供は無理くり穴にゴムを入れようと四苦八苦、、、。
この針金を使うと簡単に通るかもよ~とスタッフの方が
配ってくれた針金をちらつかせても無視、、、。
まだまだ黙々と通そうとしている我が子が情けないやら、かわいいやら、、、。
結果、私が通そうとすると針金の意味に気がついたよう。
けど私もここまでしたなら、ママが最後まで通したいよ~と思いながら、
子どもに奪われ~。結局上手に通ったので結果オーライ!
これで、ペットボトルの中を輪ゴムが通っている状態となりました。
次にペットボトルのふたの方から出した輪ゴムには長い割り箸をつけて
ゴムはペットボトルの上と下から引っ張られている状態でなります。
長い割り箸をクルクルまわすとどんどんゴムは張っていき、
ゴムが元に戻ろうとする力で、長い割り箸がまわり、
タイヤの役割を果たすため、ペットボトル戦車が走るのです。
さ~、転がそう~!!!
張り切ってゴムを巻いて床にペットボトル戦車を置いて発進!!
と思ったのですが、ペットボトル戦車はまるでブーメランのように自分のもとに。
何度やっても自分の足元に返ってくるペットボトル戦車。
「どうして回っちゃうんだろうね~、どうしたらまっすぐ走るのかな~」という
スタッフさんの言葉に子どもたちは、割り箸の長さを変えてみたり、
ゴムの巻き方を変えてみたりと試行錯誤していました。
まっすぐ走らないペットボトル戦車に、子どもたちが
お手上げになりそうになったところで、先生からの種明かし!
実はこの段階ではまだ完成ではなかったんです。
わざと作業をとめて、子どもたちに「どうしたらまっすぐに走るのか」という
ことを考えさせる先生のにくい演出だったのです。
どうして、まっすぐ走らないのでしょうか。
それは、ペットボトル戦車がパンクした車と同じ状態だからなのです。
片方のタイヤがパンクして左右のタイヤの高さが
違う車はまっすぐ走れなくなりますよね。
ペットボトル戦車のタイヤにあたるのはペットボトルのふたと、底の部分。
この2カ所では当然高さが違います。だから、まっすぐ走れないのです。
先生のお話を聞いて、目からうろこの一同。
言われないと気がつかないものですよね。
さて、まっすぐ走らない原因も分かったところで、
作業を再開です。
今度こそ、まっすぐ走らせるため、タイヤの高さをそろえます!
コンパスでダンボールをドーナッツ型に切り取ってタイヤを作っていきます。
ペットボトルのふたにタイヤを被せて作業は全て終わり。
ペットボトル戦車の完成です!!
さてさて、本当にまっすぐ走るのか・・。
どきどきしながら、ペットボトル戦車を走らせます。
ウワッ!!!まっすぐに進むではないですか~!!!
ただ円形のダンボールを差し込んだだけで~!
それで真っ直ぐに走るようになるのには母である私が感激しました。
最後はみんなでペットボトル戦車の競争もして、
あっという間の楽しい2時間でした。
今までこの講座の存在は知っていたけど、実際にきたのは今回初めて。
人気があって、夏休みは予約をとるのも難しいらしいですよ。
対象は小学生が中心。うちもまだまだ来る機会が残っていると思い、安心しました。
やはり科学への興味の入り口として無料でここまでできることは
本当にありがたいことだと思いました。
最後になりましたが、楽しい講座を提供してくださった講師の芹川 治邦さん、
O-laboスタッフの吉田 可愛さん、ボランティアスタッフの学生さん、
講座に参加していたみなさん、写真を撮ってくださった子育て支援課の深堀さん、
ありがとうございました。
以上、naanaパートナー白岩がレポートしました。
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これからもnaanaパートナーがママ目線でレポートしていきます。
皆様、お楽しみに!!