子育て耳よりブログ

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こんにちは。

大分市保健所の保健師です。

いよいよ本格的な冬の到来ですね。

ほっぺを真っ赤にして遊ぶ子どもたちの笑顔が目に浮かびます。
寒さに負けず元気にこの冬を乗り切りましょう。

今回は、こどもの冬の過ごし方についてお話したいと思います。


家.gif 

 

【冬の過ごし方】
室内は薄着で大丈夫!靴下も必要ありませんよ

寒いとついつい風邪をひかないようにと・・厚着にしがちですね。 

こどもは大人に比べ新陳代謝が活発です。
衣服は、生後1~2カ月までは大人より1枚多め、
それ以降は大人と同じ枚数か、1枚少なめを目安にしましょう。
靴下は動きを妨げたり転んだりする可能性もあります。
冬でも素足で過ごして大丈夫ですよ。


部屋の温度・湿度などの調節

室温20度~23度くらいが目安です。

大人が寒さを感じない程度でいいです。

室内の場所や高さで温度差が大きい場合があります。

暖房中はこまめに室温を調節しましょう。


また、暖房を使用する時は乾燥しすぎないように、
湿度50~60%に保ちましょう。

加湿器での加湿しすぎにも注意しましょう。
濡れたタオルを、できるだけ高い位置に干すなども効果があります。

寒いとどうしても窓は閉め切りがちですが、1日数回は窓を開けて換気を行ってください。

タオル 洗濯.jpg 



寒くても外あそび?!

寒くても部屋にこもらずに、天気の良い日、
暖かい日は外に出て
外気浴日光浴をするのがおすすめです。

防寒に注意して様子を見ながら時間を延ばしていくようにしましょう。


外気に触れることで新鮮な空気を吸い、風で皮膚を刺激するので

新陳代謝が活発になり、食欲が旺盛になったり皮膚の血行がよくなります。
また、思っている以上に体力を使うので、その後はぐっすり眠れますし、

気分転換にもなります。

スケート.gif


肌の乾燥

冬になると外気も乾燥し、室内も暖房を入れるため乾燥で
「肌がカサカサになってかゆい・・」というお子さんが多くなります。

特に子どもは肌のバリア機能が未発達なため、
皮膚トラブルがでやすくなります。肌を観察しスキンケアを心がけましょう。

はだかんぼ.gif

スキンケアの第1歩は皮膚を清潔にすることです。入浴は毎日しましょう。
ぬるめのお湯37度~38度)にすることで、肌への刺激は少なくできます。
洗うときは、
やわらかいタオル
や手で優しく洗い、充分にすすぎます。
入浴後は、皮膚に浸透した水分が急速に蒸発します。

お風呂.jpg
肌が乾燥しやすいタイプのお子さんは、肌に湿り気があるうちに
できるだけ早く保湿剤(市販のローションやクリーム等)を塗るようにしてあげたいですね。

その他の注意点としては、下着や衣類は刺激が少なく吸湿性のよい素材のものを選んでください。

これらのケアでもまだかゆみが強いとき、

赤いブツブツ(湿疹)になっているときは皮膚科の先生に相談しましょう。



 

冬になるとインフルエンザ、ノロウィルス、ロタウィルスなどの感染症が流行します。

病院に連れて行くときの目安は「ちょっといつもと様子が違う・・」と思ったときです。
発熱、機嫌、顔色、食欲、睡眠、便の様子、嘔吐等気になることがあれば、
症状が軽いうちに早めに病院にいくと安心です。


風邪やインフルエンザの予防をすることは難しいですが、基本は「手洗い」「うがい」です。
でも、手を洗うのを嫌がったり冷たい水は・・・。
そんな時は、濡れたタオルでしっかりと拭いてあげてくださいね。
指の間も丁寧に拭いてあげるといいですね。

手洗い2.jpg       

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
皆さんも、風邪に気をつけてお過ごしください!!