スポーツ・健康教育課(教育委員会)の栄養士です。
naanaをご覧の皆さん、こんにちは。
スポーツ・健康教育課(教育委員会)の栄養士です。
日増しに暖かくなってきて、
桜の開花が待ち遠しい季節になりましたが、
いかがお過ごしでしょうか?
スポーツ・健康教育課は、小中学校の学校給食を担当しています。
4月から小学校へ入学するお子さんをもつ方も
いらっしゃると思いますので、
今回は「学校給食」のことを少しお話したいと思います。
「あなたの子どものころの給食は?」
と聞かれたら、どんなことを思い浮かべますか?
料理でいえば、
カレーライスやミートソーススパゲティを
思い浮かべる方もいると思います。
おでんや自分で具をパンにはさんで食べるセルフサンド、
フルーツポンチと茎わかめの炒め煮などを
思い浮かべる方もいると思います。
料理以外でも
クラスの友達と楽しく話しながら食べたことや
自分たちの好きな給食のときには、先生の分が
少なくなってしまったこと、
人気のメニューのときには、おかわりじゃんけんをして、
にぎやかに食べていたことを思い出す方もいるかもしれません。
そして、給食の献立は栄養のバランスや量を考えて立てられ、
子どもたちが食事の大切さや楽しさを理解し、
正しい知識をもとに、大人になっても
自分で健康的な食生活を実践していけるようにとの想いが
込められています。
そのため、ピーマンやしいたけなど子どもたちの
苦手な野菜が出てきたり、家庭で食べたことのない食材や
料理が出てくることもあります。
でも、応援してくれる友達や先生といっしょなら、
苦手で家庭ではなかなか食べることが出来ないものでも
食べることができる、ちょっと魔法にかかったような
時間ではなかったでしょうか。
学校給食は、みなさんが経験してきたように、
新しい食材や料理に出会い、食に関するさまざまな体験を
積み重ねたり、栄養や食事のとり方などについての
正しい知識を身につけたりすることができる楽しい時間です。
そんな楽しい給食の時間をもっと楽しく過ごすために、
今の学校給食のことをちょっとお伝えできたらと思います♪
大分市では、完全給食といって、
「牛乳」・「ごはんまたはパン」・「おかず」の3つを
提供しています。
給食だよりには、毎日の給食のこんだてやおはしを
持ってくる日などが書いています。
成長期にかかせないカルシウムがとれる小魚を食べる料理が
出る日や、ときにはカミカミメニューとして、
よくかんで食べる食材も使う日もあります。
給食を食べ終わったら、一人ひとりが
ストローや牛乳パックなどのゴミを分類してわけ、
給食当番さんを中心に、自分たちで準備からあと片付けもします。
このように、給食の時間だけでもさまざまなことを体験し、
考え学んでいます。
学校給食では、「限られた時間のなかで食べること」や
「自分たちで準備から片付けまでをすること」も大切です。
小学校では、給食の時間が決められているので、
食べる時間だけでなく、準備や片付けも含めて40分くらいで
すべてを終わらせなければなりません。
もっとゆっくりと時間が取れるといいのですが、
給食のあとには、昼休みやそうじの時間、5時間目の授業が
待っているので、なかなか多くの時間はとれません。
ですが、新1年生は、学校にもまだなれていないので、
はじめのうちは4時間目の時間を使ったりして、
ゆっくり給食の準備の仕方やルールを学んでいきます。
できるならば、小学校にあがる前の今のうちから、
ご家庭でも「時間を決めて食べる練習」をしておくと、
1年生になってからの給食でも子どもたちが焦ったり
不安になったりせずに、「時間内に食べることができた」という
子どもたちの自信につながるかもしれません♪
きちんともつためには、子どもたち一人ひとりが
準備や片付けに協力することが大切になってきます。
給食当番さんは、ごはんやおかず、食器などを運んだり、
クラス全員の分を注ぎ分けたりと、それぞれの決められた役割があります。
給食当番以外の人も、給食当番さんが運びやすいように、
きちんと手を洗って、静かに座って待っておくという役割が
あります。
このように、クラス全員が協力して準備から
片付けまでをすることで、限られた時間でも
みんなで楽しく食べる時間を作り出すことができます。
「料理や食器を運ぶ」といった簡単なお手伝いでかまいません。
はじめのうちは少し心配なこともあるかもしれませんが、
ぜひおうちで一緒にごはんの準備してみませんか?