こんにちは。大分市保健所の保健師です。
こんにちは。大分市保健所の保健師です。
こんにちは赤ちゃん訪問事業で、赤ちゃんのいるお宅に訪問させていただいています。
その中で、「最近室内で動物を飼っている家庭が多いなあ」と感じています。犬・猫が多いようですが、ハムスター・金魚・めだか・かめ、小鳥などを飼育している家庭もありました。
我が家も豆柴犬を外で飼っていますが、毛が抜ける時期は風にのって室内にも入ってきますし、子どもの服にたくさん毛がついていて、部屋にもちこまれ困っています。しかし、子どもは動物をとおして命の大切さやお世話の大切さを体験したり、さびしい時には一緒に遊んだり、さらには私の愚痴も何も言わず聞いてくれたりと無くてはならない存在になっています。動物を飼っている方は皆さん同じ気持ちではないかと思います。
そんな動物とうまく付き合うために、日常生活において以下のことに注意しましょう。
● 犬の予防注射と登録等
● 過剰な触れ合いは控えましょう
細菌やウイルス等が動物の口やつめにいる場合がありますので、 口移しやスプーンや箸の共有はやめましょう。
動物を布団にいれて寝ることも濃厚に接触することになるので要注意です。
● 動物に触ったら、必ず手洗いをしましょう
動物の毛には寄生虫の卵などがついていることがあります。また、知らないうちに動物の唾液や、傷口のさわってしまうこともありますので、動物にさわったら必ず手洗いをしましょう。動物には病気を起こさなくても、人には病気を起こす病原体があります。
● 動物の身の回りは清潔にしましょう
● 糞尿は速やかに処理しましょう
糞が乾燥すると空気中にただよって、吸い込みやすくなります。糞尿に直接ふれたりすいこんだりしないよう気をつけ、早く処理しましょう。
● 室内で鳥を飼育するときは換気を心がけましょう
● 砂場や公園で遊んだら、必ず手を洗いましょう
動物が排せつを行いやすい砂場や公園は注意が必要です。特に砂遊びや草むしり、土いじり後は必ずていねいに手を洗いましょう。糞を見つけたら速やかに処理しましょう。
● 野生動物の家庭での飼育や野外での接触は避けましょう
(動物由来感染症ハンドブック2013厚生労働省健康局結核感染症課より抜粋)
ダニ、ハウスダスト、ペットの毛、ふけなどがアレルギーの原因になることもありますので、お子様の体調にあわせ、環境を整えることが大切です。
動物を飼うことは、子どもの情緒的な成長を促したり生活を豊かにするなど、得られるものも多いのですが、アレルギーや思わぬけがにもつながりますので、子どもから目を離さず、手洗い、うがい、掃除さらにはペットのお手入れなど、ご家庭にあわせた環境整備をお願いします。