災害時子どもを守るためにできること
naanaをご覧の皆様こんにちは。
大分市保健所の保健師です。
暑い夏も終わり、だんだん肌寒さを感じるようになりましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
夏の疲れと気温の変化で、体調を崩さないように気をつけてくださいね。
この内容は、PDFでもご覧いただくことができます。
さて、今回のテーマは「災害時に子どもを守るためにできること」です。
先日の台風や大雨による河川の氾濫、大震災など、いつ・どこで起きてもおかしくない災害に備えて、日頃からの防災対策の重要性を感じていることと思います。
今回は一般的な防災対策にプラスして、小さな子どもを守るために大切な防災対策についてご紹介します。
大きな家具や引き出しの固定はもちろんですが、大人には低いと思
っていた棚の上の物が、子どもの頭の高さであったりもします。不要な
物はできるだけ置かないようにしましょう。
子どもは自分で自分の体を守ることができません。近くにいる大人が
守らなければなりません。災害は突然起きるため、普段から災害時へ
備え、「この空間にいれば安全」という場所を部屋の中に作りましょう。
さらに、窓ガラスの飛散防止フィルムを貼ることで、災害時にガラスの
破片が飛び散るのを防ぐことができます。
揺れを感じた際は照明器具の下や窓のそばから離れ、子どもと自分
を守る姿勢をとりましょう。とっさに抱っこをすると、いつもの抱き方だ
と子どもが腕の中から飛び出してしまう危険があります。このように、
子どもと自分の頭を守る姿勢を意識しましょう。普段からこの姿勢を
遊びの中で取り入れると、災害時に子どもも嫌がらずにできます。
☆ POINT ☆
・ 子どもと向かい合わせになります。
・ 親のお腹あたりに子どもの顔が
くるようにします。
・ 親は子どものおしりを抱きかかえるようにからだを丸めます。
・ 子どもと自分の頭を守ることを意
識します。
●持ち出し品は袋に入れて準備しておきましょう。
子どものために
□飲料水(ミルク用) □肌着・服
□粉ミルク □おんぶひも
□哺乳瓶 □おもちゃ
□離乳食・おやつ □子ども用歯ブラシ
□タオルやガーゼ □おしりふき
□紙おむつ □ベビーソープ
□消毒剤・清浄綿
□カイロ(ミルクを温めるのにも使えます)
お母さんのために
□母子健康手帳
□保険証・診察券
□お薬手帳
□生理用品
□母乳パッド
皆様いかがでしたか?
子どもの薬や安心できる物など、それぞれのご家庭で必要な物品も変わ
ってくると思います。
ぜひ、災害に備えて日頃から防災対策に取り組んでください。
ではまたお会いしましょう。