2015年2月18日
naanaをご覧のみなさま、こんにちは!父親の育児について
臨床心理士の投稿です。
節分も過ぎ暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いています。
日中の太陽が顔を出しているころは暖かく、春の訪れを
感じられるようにもなってきました。
季節も冬から春へと移り変わる時期です。
みなさま、いかがお過ごしですか?
今回は「父親の育児について」です。
子育ては母親はもちろん、父親の力も大きなものです。
日頃お子さんと接する時間の多いママを、
パパがサポートすることも一つの子育てと思われます。
今回はパパができるママのサポート方法について、
いくつか紹介できたらと思います。
〇 ママの悩みや不安を理解する
子育てに息づまると、「子どもをかわいいと思えない」と悩むママは沢山います。
夜中でも赤ちゃんの泣き声ひとつで起き、要求に応じなければなりません。
なぜ泣いているのかが分からず、模索し、自分まで泣きたくなることもしばしばです。
こういった状況を、まずはパパが理解することが、サポートの第一歩となります。
〇 ママを励まし、元気づけるパパのひと言
「ママの大変さは良く分かっている」というパパの気持ちを、
実際にことばや行動として表現し、ママを励ましてください。
こころから発せられた「頑張ってくれて、ありがとう」にママは救われます。
大変さを理解してもらえたというだけで、気持ちのゆとりに繋がります。
〇 パパの成長には、ママのサポートが効果的
子育ては、パパ自身が自分の仕事でもあることを自覚しているかどうかも大事になります。
ママは、パパへの要望を具体的に伝えましょう。
ストレスをためこんで爆発させる前に、その都度穏やかに頼みたいものです。
その場合もパパができるかどうかを見極めないと、無理難題を押し付けることになりかねません。
他人と比較しないこと、パパの多少の不器用さには目をつぶるのが、続けていくコツとなります。
〇 心理学において
心理学で使う手法のひとつに、相談者の気持ちを代理して考える
『代理内省』というものがあります。
日常の会話のやり取りの中で、
話す相手がどう思っているか・どう考えているかを、推測する事と同じです。
この推測する事を通して、コミュニケーションがスムーズになったり、
日頃のコミュニケーションを通し、少しでも子育ての大変さが軽くなる事を願っています。
子ども家庭支援センターの職員も、
子育てにまつわるこころの整理のお手伝いができたらと思っております。
子育てに関する事でお話ししてみたいと思われましたら、
気軽に子ども家庭支援センターにご連絡ください。
〇 中央子ども家庭支援センター(市役所本庁舎 2階)
097-537-5688 (月~金 8:30~18:00)
〇 東部子ども家庭支援センター(鶴崎市民行政センター 1階)
097-527-2140 (月~金 8:30~17:15)
〇 西部子ども家庭支援センター(稙田市民行政センター 1階)
097-541-1440 (月~金 8:30~17:15)
では、次回のブログをお楽しみに~☆