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 みなさま こんにちは。
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 子ども家庭支援センターの臨床心理士です。
 ついこの間まで暑い日が続いていましたが、
 肌寒い日が増え始めております。
 
 今回は子どもとのこころの絆づくりについてお話しさせていただきます。
 乳幼児期はこころも身体も大きく成長する時期ですので、
 子どもの年齢を区切ってお話をさせていただきます。


 ~0歳代~
 この時期は乳幼児期の中で最も身体の発育がさかんな時期です。
 赤ちゃんを抱っこした際、お母さんをじっと見つめる事等がありますが、
 まだはっきりと見えていない状態です。

 そのため、心地よいお母さんとのスキンシップを入れてかかわりましょう。
 次第に赤ちゃんもお母さんの顔がはっきりと見え始め、赤ちゃん自ら笑いかける様になります。
 これにお母さんが笑顔や赤ちゃんことばで返す事を通し、相互の情緒的なかかわりがもてるようになります。
 この時期は、お互いのこころの絆を深めていく大事な時期です。

 また6ヶ月を過ぎた頃から、人見知りが出始めます。
 人見知りは、お父さんやお母さんと子どもとの絆が成立し始めた証です。
 子どもの成長のステップと考えてください。


 ~1歳代~
 喜怒哀楽が現れ始め、かんしゃくが出始めます。
 自発性が芽生え始め、自分でしたいという思いが出始めるものの、
 まだまだ出来ない事が多い時期です。

 そのため保護者の方は、子どもの生命の危険に及ぶ事など、
 最低限の「してはいけないこと」「守らなければならないこと」について気を付ける必要があります。
 子どもがしてはいけない事をしたときに、その場で具体的に教えましょう。

 しかし注意したとしても、子ども自身の人格を否定せず、
 励ますこと、ほめること、「あなたは大事よ」と伝えることも大事にしてください。
 ほめることなどを通して、子どもとの絆を育てましょう。


 歳代~
 この時期になると、何かにつけて「イヤ」「なぜ?」と話す事が増え始めます。
 またごっこ遊びができるようになり、大人とのことばでのやり取りができるようになり始めます。

 この時期保護者の方は、子どもをしっかりと受け止め、
 子どもが分からなかったり不思議に思ったことを、
 「図鑑で調べよう」などと言って、子ども意欲を育てることもが一つのやり方です。
 お母さんやお父さんが一緒にしてあげることを通して、
 お母さんやお父さんは、安心できる・頼りになる存在という信頼感が強まります。
 時にはユーモアのある、楽しい答えに納得する場合もあります。

 
 ~3歳代~
 一人ひとりの個性が出始める時期です。
 自立に向かって成長しますが、ときとして依存心やわがままが出るため、
 まだまだ大人のサポートが必要な時期です。

 そのため保護者の方が、子どもへ簡単なお手伝いをお願いすることで、
 子どもは、自分も家族の一員だという気持ちをより強く持ち、
 人の役に立つことの喜びと誇りを感じる様になります。
 
 このことを通して、自分が大事にされているという感覚や、
 信頼しても良い大人と知らない人との違いを学ぶことができるようになります。


   
 いかがでしょうか?
 子育ては毎日続くものです。
 いつも全力だと疲れも出ます。
 ほど良い子育てをする気持ちで、肩の力を抜いて接していただけたらと思います。
 
 今回は乳幼児期の子どもとのこころの絆づくりのお話をさせてもらいました。
 やってみよう・できそうだといったものがあれば、
 取り入れてもらえたらと思います。
 お母さんなりの子育てができる事を応援しています。

 それでは、これから寒い日が増えると思います。
 お身体に気を付けてお過ごしください。


 また、子ども家庭支援センターでは、0~18歳までのお子さんの発達やこころの問題、
 子育て、親子関係などについて、社会福祉士や臨床心理士、家庭相談員が相談をお受けしております。
 子育てに行き詰まった時は、1人で悩まず、気軽に相談をしてください。
 (来所相談の場合は原則予約制ですので、まずはお電話をされてください)


 ○ 中央子ども家庭支援センター(市役所本庁舎2階)
    097-537-5688(月~金 8:30~18:00)
 
 ○ 東部子ども家庭支援センター(鶴崎市民行政センター1階)
    097-527-2140(月~金 8:30~17:15)

 ○ 西部子ども家庭支援センター(稙田市民行政センター1階)
    097-541-1440(月~金 8:30~17:15)

 また次回のブログでお会いしましょう。