2016年2月 1日
「子どもの友達 ママの友達」
「子どもの友達 ママの友達」
こんにちは。大分市の臨床心理士です。
まだまだ寒いですが、立春もすぎ春の訪れが待ち遠しい今日この頃。
これから訪れる別れと出会いの季節に向けて、、、
今回のテーマは 「子どもの友達 ママの友達」 です。
「子どもの友達」
小さな赤ちゃんでも友達には関心があるんです!
6か月ころから家族と家族でない人の区別がつきはじめ、
家族でない人が近づくとよ~く観察するようになります。
ハイハイなど自分で動けるようになってくると、
お友達に近づいて触ったりするようになります。
そして遊び方が発達するにつれ、友達との関係もつくられていきます。
《0~1歳》 ・ 一人遊び(自分のやりたいことを1人でする)から
並行遊び(同じ遊びをそれぞれがする)をするようになる。
《1~2歳》 ・並行遊びから関わり遊び(ままごとで作ったものを友達に
どうぞと渡し、友達もごちそうさまと返す)をするようになる。
・友達の名前をおぼえる
《2~3歳》 ・けんかを繰り返しながら関わり遊びが上手になる。
・友達の輪にいることが楽しくなる。
《3~4歳》 ・好きな友達ができる。
・一緒の遊びをすることによって仲間意識が芽生える。
《5~6歳》 ・「気が合う」友達を見つける。
・「みんなの中の自分」という意識や役割意識が芽生える。
小学生以降は小さい集団でより親密な友達関係をつくっていきます。
ママやパパは子どもの友達関係を見守りつつ、時には子どもの気持ちの
聞き役になったり、ある時は相手の気持ちを一緒に考えてあげるなどの
サポートをしてあげてくださいね。
小学校高学年くらいからは、親には話せないことも友達に相談するよう
になったり、徐々に親離れが始まります。
親としては寂しいですが、子どもが大人に成長していくには
大事な過程であることも知っておいてくださいね。
「ママの友達」
ママになって出会った友達。
我が子がいたから出会えた友達。
共通点があったり、情報交換ができたり、相談をしたり。
携帯やSNSでつながりやすくなった分、近さゆえに距離感に
戸惑うという声も聞きます。
どんなふうに付き合ったらいいのでしょう。
「ママ」でもあるけれど、「自分」という一人の人間。
自分らしく付き合えているかな、ちょっと立ちどまって考えてみるのも一つ。
自分にとって心地良い、相手との距離感をみつけていきましょう。
子どもってママのことをよく見ています。
ママが笑顔で接していると子どもも安心して過ごせるものです。
今の友達も、これから出会う友達も、子どもとママで一緒に楽しく
過ごせるといいですね。
◎子ども家庭支援センターでは、0~18歳までのお子さんの発達や
こころの問題、子育て、親子関係などについて、社会福祉士や
臨床心理士、家庭相談員が相談をお受けしています。
子育てに行き詰まった時など、お気軽にご相談ください。
(来所相談の場合は原則予約制ですので、まずはお電話をお願いします。)
○中央子ども家庭支援センター ( 市役所本庁舎2階 )
097-537-5688
(月~金曜 8:30~18:00)
○東部子ども家庭支援センター ( 鶴崎市民行政センター1階 )
097-527-2140
(月~金曜 8:30~17:15)
○西部子ども家庭支援センター ( 稙田市民行政センター1階 )
097-541-1440
(月~金曜 8:30~17:15)