2017年2月10日
入園・入学を前に・・・
こんにちは!
今回は臨床心理士からの投稿です。
インフルエンザの流行に頭が痛い日々。春の訪れが待ち遠しいですね。
春は卒業・入学のシーズン。出会いと別れの場面にたくさん出会う季節です。
新しい世界への期待が膨らむ一方、まだ見ぬ世界への不安も大きくなるでしょう。
4月は子どもたちにとっても保育園や幼稚園、小学校など新しい世界へ飛び込む期待と不安が
入り混じる時期です。
今日は、パパ・ママから離れてはじめて集団生活をはじめる子どもたちが見せる、
「親から離れられずに泣く」という姿への対応について書いてみたいと思います。
保育園などに連れて行ったときに、「離れたくな~い」、「行きたくな~い」と
思いっきり泣かれると、本当に困ってしまいますよね。
「子どもと離れてまで仕事に行く意味はあるのか・・・」と不安になることも。
でもそれは、パパ・ママが好きだから泣く、ずっと一緒にいたいから泣くのであって、
それほど親子の絆は強いと言うことなのです。
ですから、
①必ず迎えに来ることや、保育園や学校が終われば必ず帰れることをしっかり伝えること
②泣かれる姿に親が動揺しないこと
が大事です。
子どもは、大丈夫かな?という親の不安な気持ちを敏感に察知するので、『笑顔』を忘れずに!
保育園の場合は'ならし保育'がありますので、少しずつ預ける時間をのばして、新しい生活に
慣れさせてあげられるとよいと思います。
『3』という数字を使って、まずは3日様子をみて、それでも続く時は3週間、次は3か月を
目安に様子を見てみてください。これが結構使えるのです!!
それでも泣くことが続いたり、激しく泣くようになったりして不安が強くなるなど、
どう対応したらよいか困った時は、市役所でも子どもの相談を受けていますので、
気軽に利用してくださいね。
大分市内には子ども家庭支援センターが3ヶ所あります。
お住まいから近いセンターにまずはご連絡下さい。
○中央子ども家庭支援センター (本庁舎9階)
月~金 8:30~18:00 ☎537-5688
○東部子ども家庭支援センター (鶴崎市民行政センター1階)
月~金 8:30~17:15 ☎527-2140
○西部子ども家庭支援センター (稙田市民行政センター1階)
月~金 8:30~17:15 ☎541-1440
まだまだ寒い日が続きそうなので、体調管理に気を付けながら春の訪れを待ちましょう♪