2019年3月29日
しつけと虐待
みなさん、こんにちは。
子ども家庭支援センターの臨床心理士です。
今回は、しつけと虐待の違いについてお話します。
子育てをする中で、子どもが言うことを聞いてくれなくてイライラすることは、
多くの保護者が経験することですよね。もしかすると、「つい怒りすぎてしまった」と後悔したり、
「これって虐待なのだろうか」と不安に思ったりすることがあるかもしれません。
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どこまでがしつけで、どこからが虐待なのでしょうか?
それは「子どもを傷付けていないか」を考えることがポイントです。
しつけとは、子どもが自分で自分の気持ちや行動をコントロールできるように
教えることです。
教えることです。
大人がお手本を示してあげて、叱るよりも上手にできたときに褒めて力づけます。
理解力が深まるにつれて、説得の割合が増えていきます。
一方、虐待とは、大人が自分の感情にまかせて子どもをコントロールすることです。
激しく叱られたり、叩かれたりすることで一時的に子どもが言うことを
聞くようになっても、それは怖がっているだけで本質を学ぶことはできていません。
聞くようになっても、それは怖がっているだけで本質を学ぶことはできていません。
親はしつけのつもりでも、それが子どもの心や身体を傷つける行為であれば、虐待にあたります。
子どものためを思って叱っても、お互いが傷付くことになってはもったいないですよね。
しつけでは、「できたことは、すぐに褒める」「失敗しても、頑張りを認める」
「してほしくないことは、きぜんとした態度で伝える」などの方法が有効です。
「してほしくないことは、きぜんとした態度で伝える」などの方法が有効です。
子どもをたくさん叱りたい保護者なんていません。
「しつけのことで悩んでいる」「子育ての中で、いっぱいいっぱいになってしまう」など、
お子さんに関するお悩みがあれば、いつでも私たちにご連絡ください。
ご相談内容は、しつけのことに限らず、どんなことでも構いません。
子ども家庭支援センターでは、臨床心理士や社会福祉士をはじめとする専門職員が
お子さんとそのご家族のお困りや心配事について、ご相談をお受けしています。
相談は無料です。
どこに相談したらいいか迷う場合でも、
内容に応じた機関を紹介することができるので、お気軽にご連絡ください。
センターに行ってゆっくりお話されたいという方は電話での予約をおすすめします。
センターは市内に3か所あり、お近くのセンターをご利用いただけます。
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