ひろばで遊んでいると友だちのおもちゃをとってしまいます。どうしたらいいでしょうか?
2歳ころまでのこどもは「自分のもの」・「人のもの」という区別がまだありません。自他の区別もまだはっきりしていないので、そこにあるもので自分が欲しいと思うと何の遠慮もこだわりもなく自分のものとして使います。3歳ごろになると自分のものであるか否かは、判断できますが「誰のもの」という意識は、はっきりしていないので、どうしてもそのものが欲しくなると、そのものを握って離さなくなります。
年齢的、発達段階的に、ものの貸し借りのトラブルはさけては通れないものなので、遊びの中で自分のものと他人のものを意識させていくことが必要となってきます。他人のものが使いたいとき、丁寧に「これかしてください」と断ってかりる、使い終ったら「ありがとう」と言って返す、などを親がやってみせることによって、自分のものと、お友達のものとの区別がついてきます。まだ一人で言えない部分を代弁してあげること、使いたいという気持ちに共感してあげることが大切ですね。
なかよく遊べたときなどは、たくさん誉めてあげることを繰り返すことも大切ですね。